担当名 | 川村 幸子 |
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取得資格(専門) | |
カウンセリングテーマ | |
自己紹介 | 私はこれまで、看護師、心理師として緩和ケアの現場で多くの方の最期に関わらせていただきました。また愛する人との別れという、大きな試練に向き合うご家族にも心を寄せて参りました。 その私が、最愛の父をガンで亡くすという経験をいたしました。 「大したことないから。手術すればすぐ良くなるよ。」そう言っていた父は、わずか4ヶ月で逝ってしまいました。 私がついていながら…。 私は父の病気に気付けなかった自分を責め、後悔してもし尽せない思いや悲しみに打ちひしがれる日々を過ごしました。 また家族からは、私が父の娘でいることよりも看護師でいることを期待され、怒りを感じたこともありました。 まるで父の運命の糸を、私が握っているかのような感覚。 一歩間違えたら取り返しがつかないという緊張と、何が正解か分からない不安。 本当に孤独でした。 愛する人を失うということが、これほどつらく苦しいとは…。 これまでお会いしてきたご家族の心の痛みに、ようやく気付けたように思いました。 「父が亡くなったのは、私のせい」 その思いが長い間、私の心から消えませんでした。 しかし、言葉にならない私の想いに耳を傾けてくれる人の存在が、私の心を照らしてくれました。 これまで人をケアする立場だった私が、人にケアされることで、苦しみや悲しみ、後悔や自責の念をゆっくりと手放すことができたのです。 人に自分のことを話すのは、とても勇気がいることです。 何を話したらいいの? こんなこと言ったらどう思われる? 話して何になるの? そう感じるのは当然です。 でも、誰かに分かって欲しい。 私たちの心の奥には、そんな想いが眠っているのですね。 まだ言葉にすらならない。 語るには苦しすぎる。 そんな時でも、ご一緒することで通じる想いがあります。 時として心は言葉を超えて届きます。 喪失の対象は問いません。 あなたが再び、ご自身の歩幅で歩きだせますように。 そんな想いであなたをお持ちしております。 |
経歴、その他の資格 | 緩和ケア認定看護師 上智大学グリーフケア研究所認定臨床傾聴士 |
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