担当名 | 最所 夕貴 |
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取得資格(専門) | |
カウンセリングテーマ | |
自己紹介 | 数年前、仕事を通じてお一人の方のお話を聴かせて頂くことがありました。これが私がグリーフケアと出会ったきっかけです。「少しでもお力になれたら…」と思っていたものの、実際には、その方が抱えていらっしゃる哀しみを知り、何もできずただその場にいることしかできませんでした。その経験をきっかけにグリーフケアを学び始めました。 グリーフケアを学んで分かったことは 〇大切な存在を失った哀しみは、お一人一人違う、特別なものだということ 〇そのようなつらく苦しい思いを抱えながらも、一生懸命生きていらっしゃるということ 〇その思いを誰かに話したい、聴いてもらいたいと思っても、それはとても勇気がいることだということ でした。また、大切な存在を失った哀しみは、自分が少しお話を聴かせて頂いただけでよくなるような、そんなものではないとも感じました。その一方で「だれかに気持ちを話す」ことには、ほんの僅かでも、意味があることを知りました。 今この文章を読んで下さっている方も、周りが想像できないような深い哀しみやつらいお気持ちを抱えていらっしゃるかもしれません。つらい。苦しい。真っ暗闇のトンネルの中で、どこに向えばいいのか分からない、出口が本当にあるのかも分からない、いっそのこと出口を探すのを諦めてしまおうか。そんなお気持ちの方もいらっしゃるかもしれません。そのようなご状況の中で、今日この場に来てくださり、ありがとうございます。 お気持ちが上手く言葉にならなくても、何を話したらいいか分からなくても大丈夫です。 話してみようと思われたそのお気持ちを、大切に、大切に聴かせて頂きます。 「今日話してみよう」という方も「今はまだそんな気持ちにはなれない」という方もいらっしゃるかもしれません。どのお気持ちも、すべて大切なお気持ちです。お気持ちが向かれたその時に、そばに居させて頂けたらと思います。 |
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